デング熱と似たような症状で、ウィルスに感染した蚊に刺されることで感染する「チクングニア熱」をご存知でしょうか?

2013年12月からアメリカ大陸(北米・中米・南米)で流行が発生し、100万人以上の感染者が出ています。

日本でも2014年10月から2015年2月までに3件、海外からの帰国者の感染が報告されています。

デング熱と同様に日本国内でも伝染する危険性のある「チクングニア熱」の原因、症状、治療方法とは何なのでしょうか?

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チクングニア熱とは?またその原因は?

チクングニア熱とは、トガウイルス科アルファウイルス属のチクングニアウイルスが人に感染する病気です。

また感染源は、このウィルスに感染したネッタイシマカやヒトスジシマカです。

この蚊がウィルスに感染した人や動物の血を吸った後に、まだウィルスに感染していない人の血を吸うことで、伝染します。

アフリカ大陸、タンザニアで最初の患者が確認され、その後、アフリカ・アジアを中心に広がってきました。

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チクングニア熱の症状

2日から2週間の潜伏期間を経て以下の症状が発生します。

 

・高熱(40℃に達することもある)

・関節痛

・頭痛

・結膜炎

・羞明(眩しく感じる)

症状はデング熱に似ています。

 

過去の事例では、海外でデング熱と診断され、その後、ウィルス検査の結果、チクングニア熱だと分かった事例もあります。

何より特徴的なのは、強いその関節痛で、人によって異なりますが酷いと他の症状が安定した後、2年ほども関節痛が続く場合もあります。

また子どもについては、嘔吐、下痢、脳髄膜炎が合わせて発症する危険性があります。

 

チクングニア熱の治療方法

チクングニア熱を治療するための特別な方法は存在しません。

そのため鎮痛・解熱を行う対症療法が一般的です。

また、ワクチンについても開発されておらず、事前の予防方法もない状況です。

(2000年にワクチンの開発が行われていましたが資金不足を原因に打ち切られています。)

 

2005年にコモロ諸島、2007年にはイタリアでチクングニア熱のアウトブレイクが発生しています。

また現在、アメリカ大陸で流行しているため、感染した人が日本に帰国あるいは入国し、日本国内で感染が広がる危険性もあります。

日本国内で感染する可能性は、2015年5月時点では非常に低いですが、今後の状況を適宜、確認していきたいと思います。

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