感染してしまうと高熱や全身の痛みなど大変つらい症状が続くインフルエンザ。

インフルエンザの主要な予防方法は予防接種による注射です。

しかし、様々な新しい予防方法が開発されています。

ひとつはインフルエンザ治療薬の予防投与です。

タミフル、リレンザ、イナビル等が予防投与として処方されています。

また今まで予防接種は一般的に注射ですが、喉にスプレーするタイプの新しいワクチン フルミストの予防接種も始まっています。

インフルエンザ予防薬は、希望する人全てが処方を受けられるものではありませんが、条件が揃えば処方を受けることが出来ます。

今回は、有名なタミフル以外のインフルエンザ予防薬リレンザ、イナビル、フルミストの特徴や違いについてご紹介します。

2015-2016 インフルエンザ

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インフルエンザとは

インフルエンザは毎年冬から春先にかけて流行します。

インフルエンザはインフルエンザウイルスによる感染症で、かぜ症候群のうちで最も重い症状のでる病気です。

38℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛など激しい全身の症状が突然現れ、続いてのどの痛み、鼻汁、咳などの症状も見られますとインフルエンザと考えることができます。

インフルエンザの確定診断は医療機関にて簡易検査キットと全身症状によって行います。

乳幼児ではまれに急性脳症を発症することがあり、死亡に至るなど重大な結果となることがあります。

 

インフルエンザ予防投与の対象者とは?

タミフル、リレンザ、イナビル、フルミストは全て予防投与が可能です。

 

以下の条件に当てはまる方は予防投与可能です。

原則としてインフルエンザ感染症を発症している患者さんの同居家族又は共同生活者である下記の方

1) 高齢者の方(65歳以上)

2) 慢性呼吸器疾患又は慢性心疾患の方(気管支喘息、慢性気管支炎、慢性肺気腫、肺線維症、肺結核、心不全、

心弁膜症、心筋梗塞)

3) 退社性疾患の方(糖尿病等)

4) 腎機能障害の方(腎機能の低下により薬の量が違います。)

 

現在、あくまでインフルエンザの予防は予防接種を通して行うという考え方なので、インフルエンザ治療薬の予防投与は限定的です。

以下、リレンザ、イナビル、フルミストの特徴をご紹介します。

 

リレンザとはどんな薬?

製品名:リレンザ

薬品名:ザミナビル

服用方法:1日10mgを2回、5日間あるいは1日10mgを1回10日間、専門の吸入器を用いて吸入。

口の中に残ったものは消化液で分解されてしまうため効果がありません。

以下の動画で吸入方法が紹介されています。

特徴としてはタミフルと異なってカプセルではなく吸入するタイプです。

イナビルは同じように吸入するタイプですが1回のみ、一方でリレンザは1日2回を5日間、合計10回の吸入を行う必要があります。

 

ポイント①インフルエンザ耐性

イナビルは比較的新しい薬なので、耐性を持っているインフルエンザウイルスが少ないです。

その意味では、抗インフルエンザの効果を期待できます。

 

ポイント②リレンザは効きやすい?

予防接種ではなく、感染した後のコメントですが、タミフル、イナビルと比較するとリレンザは効きやすいというコメントがあります。 イナビルと比較するとリレンザは効きやすいと感じる理由は、その吸入方法にあると思われます。 ともに吸入という形式なので、粘膜で有効成分が吸収される必要があります。 イナビルは1回の吸入なので、うまく吸入できないと期待している効果が得られない可能性があります。 一方で、リレンザは合計10回吸入をする必要があるので、最初の1回で失敗しても、徐々にやり方を覚えて、ちゃんと吸入できるようになり結果としてちゃんと効果を得られたと想定されます。  

リレンザの予防投与の効果や副作用

 

リレンザの効果

リレンザはA型とB型インフルエンザウイルスが増殖するときに必要な「ノイラミダーゼ」という物質の機能を阻害します。 これによって新しく誕生したインフルエンザウイルスは活動できなくなります。 リレンザを予防投与した場合、投与している期間、つまり連続最大10日間となります。   ※リレンザの効果(感染した場合) リレンザはインフルエンザの発症後48時間以内に服用すると症状を1.5日短縮するという報告がされています。 A型とB型のインフルエンザに効果がありますが、C型には効果がありません。 B型については、イナビル・リレンザであればリレンザのほうが早く効果が表れることが確認されています。  

リレンザの副作用

リレンザの主な副作用は下痢、吐き気、嘔吐、発疹、嗅覚障害などです。 個人差もありますが0.1%から2%ということなので、気にすることではありませんが、万が一、副作用の症状がひどい場合は医師に相談しましょう。 また、重篤な副作用として呼吸困難、アナフィラキシー状の症状、痙攣、失神、ショック状態等があげられます。 発生する確率は低いのですが、お子さんがリレンザを使用する場合は、万が一のことを考えて、服用後、しばらく様子を見るべきです。  

リレンザによる異常行動

リレンザ服用を原因とした異常行動は確認されていません。 一部サイトであれば、リレンザを服用して異常行動が起きたと書いているサイトもありますが、異常行動の原因がリレンザなのか、インフルエンザの高熱によるものなのかはっきり分かっていません。 スポンサーリンク  

イナビルとはどんな薬?

製品名:イナビル 薬品名:ラニナミビル 服用方法: 成人及び10歳以上の小児は40mg(20mgを2本)、10歳未満の小児は20mg(20mgを1本)を1回吸入。 最初の1回の吸入なので、飲み忘れを防ぐことが出来る。   特徴としてはタミフルと異なってカプセルではなく吸入するタイプです。 またリレンザは1日2回、合計5日間、10回吸入を行う必要がありますが、イナビルは1回のみの吸入です。  

ポイント①インフルエンザ耐性

イナビルは比較的新しい薬なので、耐性を持っているインフルエンザウイルスが少ないです。 その意味では、抗インフルエンザの効果を期待できます。  

ポイント②イナビルは効きにくい?

イナビルがタミフルやリレンザと比較して効きにくいのではないかというコメントがあります。 たとえば同じタイミングにタミフル、イレンザそれぞれ飲んだ人がいて、タミフルについては6時間後には解熱し、 イナビルを吸入した人は6時間経過しても解熱しない、等。   原因はイナビルの服用形式です。 粘膜から直接成分を吸収するため、吸収方法としてはイナビルのほうが早いです。 しかし、粘膜から確実に必要量を吸収できたかどうかが重要で、吸入のやり方によっては十分に有効成分を吸収できません。 一方、リレンザは吸入式ですが複数回に分けて吸収するので、吸入方法を改善できれば、全体として有効成分の吸収量を増やすことが出来ます。 以下、感染した後にイナビルを使った人や製品に関するコメントです。

 

 

 

コメントにも記載の通り、抜群の効果を報告するコメントが多いです。

ちゃんと正しい使用方法を守れば、きちんとインフルエンザの症状を抑える高い効果を得られているようです。

 

イナビルの予防投与の効果や副作用

イナビルの効果

イナビルには以下のような警告が出ています。

1.本剤の使用にあたっては、本剤の必要性を慎重に検討してください。
2.インフルエンザウイルス感染症の予防の基本はワクチンによる予防であり、本剤の予防使用はワクチンによる予防に置き換わるものではありません。

下記のような方は本剤を使用しないでください。

本剤の成分に対して過敏症の既往歴のある患者

下記のような方は本剤の使用には注意が必要です。
症状の悪化や副作用などのリスクが高まる可能性もありますので医師に伝えておきましょう。

乳製品に対して過敏症の既往歴のある患者

 

※イナビルの効果(感染した場合)

イナビルの主な効果として「発熱期間を1日短くする」という効果があります。

もちろん解熱効果もあるのですが、解熱効果に加えて、通常インフルエンザに感染すると発熱期間は3日から5日程度ですが、

イナビルの服用によって2日から4日に短縮できる可能性があります。

イナビルで予防投与を行う場合は年齢制限があり、10歳以上が対象となります。

 

イナビルの副作用

イナビルの副作用はいくつかありますが、特筆すべき副作用は「下痢」です。

もし服用した場合に、ひどく下痢の症状が続く、あるいは我慢できないほどひどい場合は、

かかりつけの医師に相談しましょう。

 

フルミストとはどんな薬?

 ※フルミストはインフルエンザ治療薬ではなく、予防接種です。

新しいタイプの予防接種で、注射ではなく、喉にスプレーするタイプです。

 

製品名:フルミスト

フルミストの特徴

1.注射ではなく、左右の鼻の中にスプレーします。

2.不活化ワクチンではなく、生ワクチンです。

3.通常の不活化ワクチンには3種類の株(A型2種類とB型1種類)が入っていますが、もう一つB型が加わって計4種類の株が入っています。

4.局所免疫であるIgA抗体が誘導されるため、発症予防効果が高いとされています。

5.細胞性免疫が誘導されるため、ウイルス株が違っていても、発症を軽症化させるとされています。

6.効果は1シーズンといわれています。

出典: http://www.hataclinic.jp/article/14964266.html

インフルエンザはウイルスが鼻の粘膜に付着し、ウイルスが増殖することで感染します。

フルミストはその感染方法と同様にインフルエンザの生ワクチンを鼻にスプレーし、予防接種を行います。

人間の身体にはウイルスに感染するとそのウイルスを排除する働きをもった物質、通称抗体と呼ばれるものが作られます。

次にウイルスが体内に入ってきても、感染症になりにくくなります。

ワクチン接種は、この身体の仕組みを利用しています。

 

フルミストの予防効果は高いといわれています。

一般的な不活化インフルエンザワクチンの効果は30%から50%程度ですが、フルミストは2歳から7歳を対象とした場合、80%以上の予防効果があると報告されています。

 

ポイント①予防接種の痛みがほとんどない

注射ではなく鼻の中にスプレーするタイプなので痛みはほとんどありません。

お子さんでも痛みがないという点について、安心して予防接種を受けることが出来ます。

接種方法については以下の動画が分かりやすいです。

動画の通りほとんど痛みはなく、小さなお子さんでも問題なく接種できます。

ポイント②フルミストは日本では非承認

フルミストは残念ながら日本では非承認です。

よって、万が一予防接種によって重い副作用が出た場合に、国の補償対象とはならない、という注意点

があります。

フルミストはアメリカでは10年前、ヨーロッパでは2年前に承認さrています。

現在、日本国内のクリニックなどが輸入し、個別に提供しています。

 

ポイント③フルミストの予防接種予約は難しい。

日本では未承認という点を踏まえても、高い予防効果、そして痛みのない予防接種ということでフルミストは非常に人気です。

(以下2015年の情報)

インフルエンザの予防接種は、早いところでは9月から予約を開始するのですがフルミストの予約は9月末~10月上旬で一旦終わっています。

また、フルミストの入荷が遅れていることも、現時点でフルミストによるインフルエンザ予防接種を予約できない要因のようです。

 

フルミストの副作用

フルミストの主な副作用は、接種後3日~7日間で発生する鼻炎です。

およそ40%程度の確率で発症します。

また、咽頭痛、咳、発熱、頭痛など風邪に似た症状が発症する場合もあります。

重い副作用としてギランバレー症候群等があります。

ギランバレー症候群は運動神経の障害によって、急に手や足の力が入らなくなる病気です。

 

フルミストの予防接種対象者

フルミストの予防接種対象者は2歳から49歳で、以下の条件にあてはまらない人です。

 

・小児ぜんそく

・妊婦

・慢性鼻炎

・1年以内に喘息発作のあった人

・免疫不全患者が抗がん剤治療で免疫力が低下している人

・鼻かぜをひいている

・心臓疾患

・肺疾患

・糖尿病

・肝疾患

・神経系疾患

・重度の卵白アレルギー

・ゼラチン、ゲンタマイシン、アルギニンアレルギー

 

注意すべきは鼻かぜでしょうか。

インフルエンザ予防接種を受けるタイミングは10月~12月で、ちょっとした気候の変化で、鼻かぜをひいてしまうかたはけっこういらっしゃると思います。

 

そんな訳で今回はインフルエンザの予防薬【リレンザ イナビル】新しい予防接種【フルミスト】についてご紹介しました。

最後までお読み頂きありがとうございました。

 

2015-2016 インフルエンザ

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