こんにちは

毎年年末になると発生する危険性が高まるノロウィルスによる感染性胃腸炎。

よくあるイメージは貝に十分に火が通っておらず、貝にあたることやあるいは不衛生な環境で調理された料理を宿泊施設や食堂で食べた結果、感染性胃腸炎になるケースです。

ひどい嘔吐、下痢、腹痛の症状があり、かかってしまうと大変つらいノロウィルスによる感染性胃腸炎について今回は出来るだけわかりやすくまとめてみました。

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ノロウィルスによる感染性胃腸炎の症状は?

ノロウィルスの潜伏期間は24~48時間です。

感染すると、吐き気、嘔吐、下痢、腹痛、軽度の発熱があります。

一般的にはこれらの症状が1日~2日続き、その後後遺症は残りません。

ノロウィルスによる感染性胃腸炎や食中毒は一年を通して発生しています。

しかし、特に冬季、11月頃から徐々に増え始めて、12月から年明け1月にかけてピークを迎えます。

1960年にアメリカで「ノーウォークウイルス」というウィルスが発見され、その後、2002年、ノーウォークウイルスに複数種類があることが明らかになり、そのうちのひとつが「ノロウィルス」と命名されました。

ノロウィルスは多くの遺伝子種類ががあること、またウィルスを実験動物で増やすことが出来ないため、食中毒の原因特定が難しいウィルスとされています。

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ノロウィルスによる感染症の発生件数や死亡件数は?

ノロウィルスによる感染症は、厚生労働省が管轄している「感染症発生動向調査事業」の報告によると、毎年約800,000件から1250,000件の感染が報告されています。

一方で、死亡数は毎年1,700人から2,500人程度で推移しています。

(感染の報告は定点報告のため、日本全国の合計感染数ではありません。

一方で死亡者数は日本全国の合計数なので注意が必要です。)

ノロウィルス自体は直接的に死亡に繋がる病気ではありませんが、乳幼児や高齢者等体力のない人の感染や、また感染時の嘔吐物が喉に詰まるなど二次的な被害がノロウィルスによる死亡に繋がっています。

 

ノロウィルスの原因・感染経路は?

ノロウィルスは手指や食品を通して、経口感染します。

経口感染下後に、人の腸管で増殖し、嘔吐、下痢、腹痛を引き起こします。

具体的な感染経路は以下の通りです。

(1)患者のノロウイルスが大量に含まれるふん便や吐ぶつから人の手などを介して二次感染

(2)家庭や共同生活施設などヒト同士の接触する機会が多いところでヒトからヒトへ飛沫感染等直接感染

(3)食品取扱者(食品工場や飲食店の従業員等)が感染していて、その人が接触し、汚染した食品

(4)汚染されていた二枚貝を十分に過熱せずに食べるケース

 

統計上、ノロウィルスに感染する原因の内、20%程度は加熱処理が不十分あるいは生の貝を食べたことが原因です。

また半数以上の原因は、具体的な食品が特定されているケースとそうではないケースがありますが、飲食店や宿泊施設などで汚染された食品が提供され感染したケースです。

 

ノロウィルスの治療方は?

ノロウィルスに効果のある抗ウイルス薬はありません。

そのため、もし感染した場合の対策は、対症療法になります。

特に体力の弱い乳幼児、高齢者は脱水症状を起す危険性があるので水分・栄養の補給を行う必要があります。

 

ノロウィルスによる感染性胃腸炎の予防方法・対策は?

ノロウィルスによる感染性胃腸炎を防ぐ方法は、しっかり加熱調理された食品を食べること、食品取り扱い者や調理器具などからの二次感染を防ぐことです。

特にノロウィルスに感染した人のふん便や吐瀉物に大量のウィルスが含まれているため、食品取り扱い者がノロウィルスに感染していると、大規模な感染になる危険性があります。

個人として行える最大の対処法としては、外食をした場合、その調理環境を確認することは現実的に難しいので、自宅でしっかり加熱処理をした食品を食べるのが安全です。

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